最終的な被せ物のご案内をさせていただきます。
歯の健康は、御身体全体の健康などの事も含めて、非常に重要なためです。
患者さんにも色々な被せ物の事を理解の上、決めて頂けたらと思っております。
被せ物や入れ歯には、保険治療と自費治療があります。
1)保険治療は70%~100%を公費(国のお金)で治療しているため、最低限の材料や治療しか使用できません。
そのため安価ですが、見た目や長期の健康については、不足している部分あります。
初めて銀歯を入れた方が、「鉄の味がする」と訴えたこともあります。
保険治療の全部が悪いわけではありません。上手く使い分けることをお勧めします。
2)自費診療は100%患者さんの負担になります。そのため保険に比べると費用は高額です。
なぜ自費治療を勧めるかは、費用を除く全ての面において優れているためです。
長期の健康を考えると、安全で良いものだと考えております。
そのため、自分や家族に保険治療の被せ物はお勧めしないからです。
患者さんにも噛める喜びと健康になって頂きたいと思っています。
利点:歯が長持ちします。
虫歯、歯周病になりにくい。
綺麗。色が変わらない。
歯茎の色が変わらない
金属アレルギーの心配がない。
入れ歯は残っている歯が長持ちする。
よく考えて頂き、最終判断は保険治療、自費治療でも選んで頂けます。
(保険のものを選んで頂いても、手を抜くことはありません。ご安心下さい。)
自費の被せ物は長持ちします。
1 材料が良い。自費治療の大半がセラミックと言われる、身体と馴染みやすい材料を使用するため、歯と被せ物がしっかり接着するため、壊れにくい。
2 精度が良い。材料が土台や型取りの段階から精度の高いものを使用するため、長持ちします。
3 歯垢(プラーク)が付きにくいため、虫歯及び歯周病になりにくい。
4 保険治療とでは費用に差があるので、より治療時間を長く取ることができます。
裏話ですが、作成する歯科技工士も一緒で、より良いものを作製します。前歯の被せ物は綺麗。色が変わらない。歯茎の色が変わらない
1 セラミックは透過性があるため、本物の歯と同じように透明感があります。
2 保険治療の被せ物(前装冠)は白い部分が年月と着色して黄ばんでしまいますが、セラミックは変化ありません。
3 保険治療の被せ物は裏側が金属のため、歯茎が黒くなってしまうことがあります。そのため、審美性が損なわれることがありますが、セラミックはありません。
保険の金属にはパラジウム(Pd)が入っています。発がん性があると言われています。
しかし、長年歯科で使用されている金属なので、ある程度安全なのかと思われます。金属アレルギーが気になる方はお勧めしません。
保証について
自費の保証は2年保証となります。口腔内は強い力がかかったり、熱かったり、冷たかったり。非常に厳しい環境で、常に変化しております。そのため、良い状態を保つためにはメンテナンスと、ご自身の歯磨きが欠かせません。
メンテナンスに定期的に行うと、80才になった時に歯の喪失本数が、2~3本変わってくると、言われています。
高橋歯科医院 院長