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2023.05.08

知覚過敏の治療って?

こんにちは。高橋歯科医院です。

みなさんは「歯がしみる」ことが気になったことはありますか?
知覚過敏は日常的な習慣や癖に潜んでいます…
知らず知らずに続けている習慣や癖を早期に見直して症状を改善させていきましょう!

まずは…知覚過敏のリスクをセルフチェック!


;'>① 歯ぎしり・食いしばりしていませんか?
過剰な力は歯のヒビ、欠け、咬耗、詰め物や被せ物の痛みの原因になります。自分では気づかない癖なのでお口にその痕跡がないか歯科医院で診てもらうことをおすすめします。
就寝中につけるマウスガードもおすすめです。

② ゴシゴシ磨きはやめましょう

歯磨きで歯を咬耗させたり歯ぐきを痩せさせていませんか?
ヤニ取り歯磨き剤の研磨剤にも要注意。適切な歯磨きの仕方や歯磨き剤について学ぶことが大切です。

③ 歯磨き不足は大きなリスク

歯垢がべったりつくと歯垢にすむむし歯菌が出す酸がその中に溜まって歯の表面に沈着し刺激を防いでくれる歯質を溶かしてしまいます


④ 酸っぱいものの摂りすぎにご注意を!

健康のために積極的に柑橘類や酢をとる方が増えています。
酸っぱいものは、歯質を溶かします。からだには良くても歯に悪いので正しい食べ方をしましょう!

⑤ こまめな水分補給、何飲んでますか?

熱中症予防には水分補給が必須。ただ人気のイオン飲料は酸性度が高く、こまめにチビチビとるたび歯が溶けやすくなります。
溶けて軟化した歯をゴシゴシ磨きすぎると歯が削れやすくなるため要注意です。

⑥ お口の中パサついてませんか?
持病の薬の副作用などのために唾液の分泌が減っていると唾液の作用で歯の再石灰化層の沈着がスムーズに進みません。
また体調が悪い時も知覚過敏になりやすいです。

セルフチェック、結果はいかがでしたか?


続いて、「しみる」症状の治療方法についてです

◎知覚過敏の治療は段階的に進めます◎

まず、しみる原因はどこから入り込んでいるのか、ご存じですか?
歯の削れ(咬耗)、ヒビ、強く磨きすぎたことによる摩耗、歯ぐきがやせ歯根が露出した部分、古い詰め物との隙間、古い詰め物周りの欠け、新たに詰め物をした歯の神経の興奮、噛みしめなどによる楔状の欠け、酸っぱい飲食物や胃液による酸蝕など、さまざまな部分からしみる原因は現れます。

STEP0:日常生活に知覚過敏のリスクがないか問診し、検査と指導を行う

指導内容:・生活習慣指導・食事の指導・歯磨き指導
     ・胃食道逆流症など関連疾患の治療
     ・持病のお薬の影響を検討する
            +
STEP1:元に戻せる治療法で試しながら、症状が改善するか経過をみる

治療内容;・検査結果を説明し処置を開始する
     ・症状を抑える薬(知覚過敏抑制剤)の塗布
            ↓それでも治らなければ
            
STEP2:次の治療の選択肢へと進む

治療内容:・レジンで歯の表面を覆う
     ・マウスガードを使い歯ぎしりの影響を和らげる
            ↓それでも治らなければ

STEP3:更なる治療へと進む

治療内容:・ぶつかり合う歯の噛み合わせの調整を行う
     ・詰め物を詰め直す
            ↓それでも治らなければ

STEP4:さまざまな治療を試みてどうしても改善しない場合

治療内容:・神経を抜く(時には抜歯も)


このように「知覚過敏」といっても、生活習慣を変えれば治る軽度のものから、神経をとる必要のある重度のものまで原因と深刻度はさまざまです
歯科医院では、小さな処置から試し、段階的に原因を鑑別しながら進めていくので、しみる症状があり気になる場合はぜひ歯科医院にて相談してください。


(nico2018年7月号 参照)

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