ブログBLOG
2023.01.07

歯の怪我について

こんにちは、高橋歯科医院です。
新年あけましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します。

さて、本日は歯の怪我についてブログに書きます。
転んだ、何かにぶつかった等そのようなときに歯が抜けたり、欠けたりすることがあります。

歯が抜けたときは?

歯が抜けたときは時間をおかずにすぐに歯医者さんに持ち込むのが最も良い方法です。
その時大事なポイントは、歯の根元にあり歯と骨をつなぐ役目をする「歯根膜」という軟らかい組織を傷つけないことです。
歯根膜は乾燥に弱くとてもデリケートな組織なのでなるべく触らないようにしましょう。
抜けた歯が地面に落ちて汚れている場合は水道水で軽くすすいで下さい。
汚れがひどくなければ、そのまま適当な容器に入れ専用の保存液や牛乳などに浸しましょう。保存液や牛乳も無ければ頬の内側や舌の下に入れたり歯が抜けたあとの歯茎の穴に戻せるようなら戻して、なるべく早く歯医者に受診して下さい。
あと、口の中に入れた場合転倒して飲み込まないよう注意が必要です。

専用の保存液  約24時間
牛乳(できれば無脂肪・低脂肪牛乳)→約6時間
口の中(頬の内側・舌の下)→約1時間
生理食塩水→約1時間
水道水→30分以内


歯が欠けてしまったときは?

欠け方が部分的で軽度な場合、痛みなどの症状は出にくく神経や歯周組織への影響も少ないことが多いですが、欠けた部分から歯髄が感染を起こしたり後で歯の変色や歯肉の腫れが生じる可能性もあります。歯医者さんを受診して詰めたり、被せたりという処置をするとともにしばらくは経過をみる必要があります。
歯が欠けて神経(歯髄)まで達するような重度の場合は炎症が起きて強い痛みや歯肉の腫れ等を引き起こすことが多いので、早めの処置が必要です。欠け方に応じて神経の処置を行って最終的に歯を元の形に修復します。
永久歯でも神経の処置をしたあとは、経過をみていく必要がありますが乳歯の場合は次の永久歯に生え替わるまで定期的にチェックをしていくことが望ましいです。

年明け怪我のないよう良い一年
にしていきましょう!

        高橋歯科医院