2022.07.11
睡眠とブラキシズムの関係
こんにちは、高橋歯科医院です。
7月にはいりましたが今年の夏は早い梅雨明けで厳しい暑さですね。
夏は特に寝苦しいですので睡眠不足にならないよう、エアコンなどを使用して乗り越えていきましょう。
さて、寝ているときに歯ぎしりや食いしばりがおきているのはご存じですか?
無意識のうちに歯をこすり合わせたり、嚙みしめたりするしめたりする悪習慣のことを総称して『ブラキシズム』といい、昼夜問わずに現れます。
その力はその人の体重の5~15倍で成人男性60㎏の人なら300~900㎏になります。
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があります。
〖レム睡眠〗安らかな深い眠りのこと(深い眠り)
〖ノンレム睡眠〗夢を見るなど浅く覚醒に近い状態(浅い眠り)
入眠→ノンレム睡眠1→ノンレム睡眠2→ノンレム睡眠3→ノンレム睡眠4→レム睡眠
*一晩に約90分周期で繰り返す。
*ブラキシズムはノンレム睡眠でおこります。
睡眠中には
脳や内臓、自律神経系、ホルモン系
免疫系を回復、保存、維持し翌日に残さず元気に過ごせるようにする大切な時間です。
ブラキシズムとは
①歯ぎしり(グライディング)
上下の歯をギリギリと擦り合わせること
無意識に行われる口腔癖で、家族やパートナーから指摘されて気づく人も多いです。
音が鳴らない人もいるので診断が遅れることもあります。
②食いしばり(クレンチング)
上下の歯で強くかみ合わせることで、通常上下の歯と歯が接している時間は食事の時だけで
1日当たりで考えると20分程度。
それ以外は上下の歯は1㎜程度隙間を開けた状態で保っているのが正常。
食いしばりがある接合1日1時間~2時間大きな力で上下の歯を嚙み合わせる状態になります。
③上下の歯をカチカチ合わせる(タッピング)
上下の歯をカチカチと咬み合わせる事で比較的頻度は少ないです。
歯ぎしりや食いしばりが引き起こすトラブルは口の中、全身に及ぶこともあります。
・歯が染みたり、擦り減ったり、ヒビが入ったり、歯の根が折れる
・歯茎が下がる、歯周病が悪化する
・舌痛症
・顎関節が痛んだり、口を開けると痛んだり音がする
・全身では頭痛、腰痛、だるさなど
歯ぎしりの原因
➀咬み合わせ
②睡眠障害
③精神的ストレス
食いしばりの原因
➀スポーツ
②力仕事
③精神的ストレス
④口臭
⑤口呼吸
<対処法>
★マウスピース作成
メリット
➀歯へのダメージを抑える
②歯並びへの影響を軽減
③顎関節症の予防・悪化防止
④頭痛や肩こりの緩和が期待できる
デメリット
➀装着に違和感を感じる
②口が乾いたり、あごの痛みを感じることもある
③正しく使用しないと細菌が繁殖したり、変形したりする
④定期的な歯科受診が必要になる。
<お手入れ方法>
マウスピースは外したら水道水で洗いましょう。
➀指で優しく擦るか、柔らかめの歯ブラシでゴシゴシ磨かず優しく磨くことです。
強い力で磨くと変形や破損の下人になってしまいます。
注意してほしいのが研磨剤入りの歯磨き粉を使わないこと。
研磨剤はマウスピースに細かい傷をつけてしまい、その傷から細菌が入り込んで温床になってしまいます。
②洗浄剤を使用する
洗浄剤はにおいや目に見えない汚れを落とし除菌できるので州に1回程度使用するのもおすすめです。
マウスピースは熱に弱いので熱湯で消毒しないでください。
これも変形や破損の原因になります。
専用のケースに入れて保管するときは必ず乾燥させて涼しい場所で保管してください。
③超音波洗浄機を使用する
歯ブラシや洗浄剤を使っても落ちない汚れに、眼鏡や金属の洗浄にも使われるので併用して使用できます。
★ストレスの発散
歯ぎしりの多くはストレスが原因です。
ストレス解消にスポーツや趣味などを見つけてみる。
★咬み合わせの改善
頬杖や片側で食事を咬む、姿勢などの見直しをして口の中は矯正や今までの歯科治療の見直しなどを行う。
ブラキシズムの説明は以上となります。
今回は睡眠時の歯についてでしたが、次回は寝ている時の呼吸の仕方、
『睡眠時無呼吸症候群』についてご説明しますのでぜひご覧ください!
7月にはいりましたが今年の夏は早い梅雨明けで厳しい暑さですね。
夏は特に寝苦しいですので睡眠不足にならないよう、エアコンなどを使用して乗り越えていきましょう。
さて、寝ているときに歯ぎしりや食いしばりがおきているのはご存じですか?
無意識のうちに歯をこすり合わせたり、嚙みしめたりするしめたりする悪習慣のことを総称して『ブラキシズム』といい、昼夜問わずに現れます。
その力はその人の体重の5~15倍で成人男性60㎏の人なら300~900㎏になります。
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があります。
〖レム睡眠〗安らかな深い眠りのこと(深い眠り)
〖ノンレム睡眠〗夢を見るなど浅く覚醒に近い状態(浅い眠り)
入眠→ノンレム睡眠1→ノンレム睡眠2→ノンレム睡眠3→ノンレム睡眠4→レム睡眠
*一晩に約90分周期で繰り返す。
*ブラキシズムはノンレム睡眠でおこります。
睡眠中には
脳や内臓、自律神経系、ホルモン系
免疫系を回復、保存、維持し翌日に残さず元気に過ごせるようにする大切な時間です。
ブラキシズムとは
①歯ぎしり(グライディング)
上下の歯をギリギリと擦り合わせること
無意識に行われる口腔癖で、家族やパートナーから指摘されて気づく人も多いです。
音が鳴らない人もいるので診断が遅れることもあります。
②食いしばり(クレンチング)
上下の歯で強くかみ合わせることで、通常上下の歯と歯が接している時間は食事の時だけで
1日当たりで考えると20分程度。
それ以外は上下の歯は1㎜程度隙間を開けた状態で保っているのが正常。
食いしばりがある接合1日1時間~2時間大きな力で上下の歯を嚙み合わせる状態になります。
③上下の歯をカチカチ合わせる(タッピング)
上下の歯をカチカチと咬み合わせる事で比較的頻度は少ないです。
歯ぎしりや食いしばりが引き起こすトラブルは口の中、全身に及ぶこともあります。
・歯が染みたり、擦り減ったり、ヒビが入ったり、歯の根が折れる
・歯茎が下がる、歯周病が悪化する
・舌痛症
・顎関節が痛んだり、口を開けると痛んだり音がする
・全身では頭痛、腰痛、だるさなど
歯ぎしりの原因
➀咬み合わせ
②睡眠障害
③精神的ストレス
食いしばりの原因
➀スポーツ
②力仕事
③精神的ストレス
④口臭
⑤口呼吸
<対処法>
★マウスピース作成
メリット
➀歯へのダメージを抑える
②歯並びへの影響を軽減
③顎関節症の予防・悪化防止
④頭痛や肩こりの緩和が期待できる
デメリット
➀装着に違和感を感じる
②口が乾いたり、あごの痛みを感じることもある
③正しく使用しないと細菌が繁殖したり、変形したりする
④定期的な歯科受診が必要になる。
<お手入れ方法>
マウスピースは外したら水道水で洗いましょう。
➀指で優しく擦るか、柔らかめの歯ブラシでゴシゴシ磨かず優しく磨くことです。
強い力で磨くと変形や破損の下人になってしまいます。
注意してほしいのが研磨剤入りの歯磨き粉を使わないこと。
研磨剤はマウスピースに細かい傷をつけてしまい、その傷から細菌が入り込んで温床になってしまいます。
②洗浄剤を使用する
洗浄剤はにおいや目に見えない汚れを落とし除菌できるので州に1回程度使用するのもおすすめです。
マウスピースは熱に弱いので熱湯で消毒しないでください。
これも変形や破損の原因になります。
専用のケースに入れて保管するときは必ず乾燥させて涼しい場所で保管してください。
③超音波洗浄機を使用する
歯ブラシや洗浄剤を使っても落ちない汚れに、眼鏡や金属の洗浄にも使われるので併用して使用できます。
★ストレスの発散
歯ぎしりの多くはストレスが原因です。
ストレス解消にスポーツや趣味などを見つけてみる。
★咬み合わせの改善
頬杖や片側で食事を咬む、姿勢などの見直しをして口の中は矯正や今までの歯科治療の見直しなどを行う。
ブラキシズムの説明は以上となります。
今回は睡眠時の歯についてでしたが、次回は寝ている時の呼吸の仕方、
『睡眠時無呼吸症候群』についてご説明しますのでぜひご覧ください!