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2022.05.26

カビと口腔内のカビについて

こんにちは高橋歯科医院です。

ジメジメと嫌な季節になってきました。部屋のカビ、湿度、雨、日本 四季を感じられる国ですがコレばかりはイヤですね。

さて、口の中にもカビが生えることをご存じですか?

それは口腔カンジタ症と呼ばれ、真菌(カビ)であるカンジタ菌(Candida albicansなど)の感染により、体の抵抗力が低下すると感染する『日和見感染』です。

口の中では多くの人の常在菌として存在し、エイズや悪性腫瘍などによる免疫低下、高齢者や幼児など抵抗力が弱い場合や、唾液分泌量の低下、ストレスなどによって増殖します。

舌や頬の粘膜などに出やすく白斑や紅斑をつくり、痛み(灼熱感)を誘発することがあります。
カンジタ菌は入れ歯やマウスピースに付着しやすいので、
当たる粘膜には清掃不良によって義歯性口内炎慢性炎症が起こります。

治療は口の衛生状態の改善とともに抗真菌薬がしばしば用いられます。

カンジタ菌を発症しないためにブレスローの7つの健康習慣(BreslowLは健康習慣から)次の7つを選び実施している数の多い者ほど、疾患の罹患が少なくまた寿命も長かったことを明らかにしました。

〜ブレスローの7つの健康習慣〜
①適切な睡眠時間
②喫煙をしない
③適正体重を維持する
④過度の飲酒をしない
⑤活動的なスポーツをする
⑥朝食を毎日食べる
⑦間食をしない

口の中を清潔に保つ為に、歯ブラシでのブラッシングや補助用具、舌の掃除も忘れずにしましょう

〜歯ブラシの主な使用目的〜
①食物残渣の除去
②プラークの除去
③歯肉マッサージ
④口腔粘膜の清掃
⑤舌の清掃
⑥口腔機能のリハビリテーション

歯ブラシは歯や歯茎に45度の角度で当てるのが一番効率よく歯垢が取れ、歯周病予防に良いとされます。

〜義歯のお手入れ方法〜
専用ブラシによる清掃をしましょう目に見える食べかすなどの汚れを、義歯用ブラシなどで清掃します。
専用ブラシと洗浄剤による清掃をしましょう歯磨き剤によっては研磨剤が入っていて入れ歯に傷をつけてしまい、さらに汚れが付着しやすくなってしまうので、歯磨き剤は使用しないようにしましょう。
専用の洗浄剤を使いましょう目に見えない細菌などの汚れを、入れ歯専用の洗浄剤で洗浄します。所定の時間つけ置きしたら水でよく洗ってください。つけ過ぎは入れ歯の変色や変質の恐れがありますので気をつけてください。
部分入れ歯の場合、洗浄剤によっては金属を変色させる恐れがありますので、部分入れ歯用の洗浄剤を使用しましょう。
                                 出典:株式会社ジーシー

〜義歯の取り扱いと注意事項

着脱は手で行い噛んで入れないようにしてください。入れ歯が落ち着かなる原因となります。また、挿入方向を間違えると壊れる場合があります。

毎食後、歯と共に歯ブラシ又は義歯ブラシで洗浄してください。歯磨き粉には研磨剤が入っており、入れ歯が傷んでしまうため使わないでください。

就寝時には入れ歯を外してください。専用の容器に水や義歯用洗浄剤を張って浸して置くようにしましょう。

④入れ歯の床はプラスティック製なので、60度以上のお湯につけると変形してしまいます。
「消毒」する目的で、熱いお湯に浸してはいけません。また、強い酸やアルカリ性の薬液につけると、床の材質の劣化を早めるだけでなく、金属の部分も錆たりしてしまいます。

3〜6ヶ月おきの定期歯科検診をお勧めします。気がつかないうちに噛み合わせが悪くなったり、歯がすり減ったりすることがあります。
いい状態を長く保つために問題がなさそうな場合でも定期的に歯科受診をしましょう。

⑥合わないからといって、ヤスリで削ったり、ペンチなどの工具でクラスプを曲げたり、自分で細工をしないようにしましょう。何かあれば医院までご連絡ください。
⑦義歯保管用の容器(¥300)、義歯用ハブラシ(¥300)、
容器と歯ブラシのセット(¥500)ご用意しています。
ご希望の方は受付までお申し付けください。


是非一度ご相談下さい♪

高橋歯科医院